2008年8月30,31日、京都大学で「地球温暖化と中小業者の役割」をテーマとした第8回夏季研究集会(全商連付属:中小商工業研究所主催)が開かれた。全国から300名を越える参加者でした。私は大阪の研究所ものづくり部会の取組を紹介するために参加しました。
開会当初のパネルディスカッションから強い印象を受けました。「地球温暖化防止の対策が急務であることを認識することが大切である。」「持続可能性とは環境やエコロジーが維持されることをもとめられるが、環境を保全しつつ、経済や社会の持続可能性が実現されなければならないところが、従来の環境政策から進化したところである。地球温暖化対策に即していえば、対策はもちろん温室効果ガス削減を目的としたものではあるが、その実施過程が持続可能な社会づくりになることこそ実現すべき課題だということである」
初日の第2分科会(環境にやさしいものづくり)にパネルディスカッションのパネラー3名が参加していたので環境問題に絡んだものづくり報告と発言でした。私は考えていた発表内容を少し変更し「環境」を切り口にした話にしました。マイクロバブルを水耕栽培に利用し窒素肥料を25%減らしている話、硫化剤を用いて廃液から重金属を回収する(株)アクアテックの話、4駆ランドクルーザーのレストアーを行って新車に蘇らせるリバーサイドガレージ、人工太陽光の装置を作っている(株)ナウデータの話をしました。
今後、大阪の研究所ものづくり部会の研究テーマのひとつに環境問題を入れたいと発言し報告を終わりました。
6. 2009年 第16回中小商工業全国交流・研究集会
3.開発の現状
●2006年11月に出願した特許が2008年5月に公開
●現在、2件の特許は審査請求中です。
2.特許:
1. 琵琶湖環境ビジネスメッセ
2008年4月18日
●日本工業出版株式会社から雑誌「環境浄化技術」に執筆の依頼があり、
「ループ流マイクロバブル発生新型ノズルについて」_と題して書きました。
● 「中小商工業研究」98号(2009.1冬季)に掲載原稿です
4.報告&原稿
ループ流式マイクロ・ナノバブル発生
ノズルの特徴と応用事例PPTへのリンク
2012年日本混相流学会シンポジュウムで発表
ナノバブル発生実験装置
密閉超純水タンク
東京大学柏キャンパス
新領域環境棟
密閉式ナノバブル発生実験装置
排水処理関係
100L/min乃ノズル
排水処理システム改革に一石!
●100L/minの特注ノズル ―排水処理用に―
●東日本大震災復興に100L/minノズルが役立つ!
「仙台の合併浄化槽で使用します。震災で市の終末処理場がパンクして、 現在、下水が逆流しています。その対策です。」 との発注メールが入りまし
た。復興に100L/minノズルが利用されました。
●500L/minノズル:大阪のビル地下排水処理場で活躍!
2013年7月、排水処理で活躍しています。
大分県漁業協同組合支店長 Y様からメールが入りました。
「お世話になります。
MBノズルの写真を送信します。
MBノズル設置前後の「養殖池の排水」における水温・DOの記録は
下記の通りです。
養殖池→長さ(9m)×幅(7m)×深さ(0.5m)
注水口→全部で3箇所。その内1箇所にMBノズルを設置
換水率→約1回/時間(1時間で1回池の海水が入れ替わる)
10:45 … 21.7℃ … 5.14mg/l …(MBノズル設置前)
11:00 … (MBノズル設置)
11:30 … 21.0℃ … 5.20mg/l
12:00 … 21.0℃ … 5.15mg/l
13:00 … 21.0℃ … 4.81mg/l
17:30 … 21.9℃ … 4.95mg/l
養殖池に注入する海水の、MBノズル通過前の値は(10:45…21.0℃…4.48mg/l)で、通過直後は(20.9℃…6.04mg/l)となっていた為、MBノズルによるDO値の増加は確認できたが、養殖池全体でのDO値の増加は確認できなかった。養殖池に注入される全海水量(500L/min)に対し、MBノズルを通過する海水量がまだまだ不足しているものと思われます。
ナノ・マイクロバブルを使用するのであれば、養殖池に注入される全海水量は500L/minではなく半分以下にしたほうが効果が上がります。
風呂・シャワー・生活関係
普通のシャワーヘッド装着
逆止弁を塞ぐゼリー状のもの
アサリの蓄養
&使用例
(有)OKエンジニアリング
製品
o@s3.dion.ne.jp
500L/min ノズル
● 排水処理用のノズルは自吸量が最大になるように
自吸口を大きくする必要が有りそうです。
自吸口はPT1/2タップを複数設けます。
ループ流式ナノ・マイクロバブル発生ノズルはノズル
内撹拌部は多段階的に激しい乱流が発生する機構に
なっているので、酸素の溶け込みが効率的です。
汚水の場合は、自吸気体のほとんどがナノ・マイクロ
バブルになります。より多くの気体を自吸させます。
●2013年12月に完成します。薬品会社の排水処理用に、 このOKノズルを3個納入します。
●他の構造のノズルに比べて、ループ流式OKノズルは気体の溶け込みが良いのか。
それは、OKノズルの撹拌部でループ流となり、多段階的 に激しい乱流が発生するからです。滝壺と同じようなメカニズムで酸素が溶け込んでいます。加圧溶解タンクの溶解方法と同じであることに最近意識するようになりました。
● 2011年11月11日、500L/minが完成しました。
大きさを比較する為、各発生ノズルを並べて写真
を撮りました。
●外形は同じで、800L/minOKノズルが製作可能
60L/minノズル
100L/minノズル
500L/minノズル
当社のマイクロバブル発生ノズルを設置
「活イカとマイクロバブル」 ビデオ観賞
5月25日、西坂電気空調システムからメールがありました。「現在 休暇村竹野海岸の活イカ水槽で1ヶ月使用して頂いております。状況写真を送ります。(普段はたくさんのイカがいます。)」
●6月7日、西坂電気空調システムから「白イカ」の写真が着ました。
●2011年7月9日1泊で休暇村竹野海岸に行きました。
目的は、マイクロバブルの取材を兼ねて活イカを食べること。当社のマイクロバブル発生ノズルでマイクロバブルを発生している活イカ生簀が休暇村竹野海岸にあるからです。このビデオ撮りが最大の目的です。
9日午後5時半にチェックインし、直に活イカ生簀の場所に案内してもらいビデオ撮影。
30杯以上の白イカが泳いでいました。活きているイカを近くで見るのは 初めてなので、少し興奮気味。夕食で「活イカ」を食べました。
翌10日午前10時に再度ビデオ撮影しました。イカの数は少なくなっていました。
なぜかマイクロバブルの発生は押さえてあります。理由が分からなかったので調整はせず。イカは敏感で、運送中に数杯は死ぬそうです。
関係者の話では「昨年より死ぬイカが非常に少なくなった。」との事でした。マイクロバブルの効果はあるようで安心しました。
イカが泳いでる光景をお客さんに特に子供に見てもらったら、満足度が上がるように思いました。ロビーで観れたら。
生簀用の濾過槽
ズワイガニ生簀にマイクロバブル
●ズワイガニの水槽生簀に「OKE-MB01FJ」を取り付けた
装置が2010.10.28完成。 (兵庫県)
ズワイガニ生簀:マイクロバブルの白濁でカニがよく見えません。
ファインバブル(FB)の(有)OKエンジニアリングです!
2011年5月日本混相流学会に入会しました。
2011年8月6日~8日 京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス(京都市左京区松ヶ崎橋上町)
5.第30回日本混相流学会講演会
200mL/minOKノズルを使用
●ランチュウ冬眠からさめる
2月26日、新潟のSさんから次のような興味を引くメールが入りました。Sさんはランチュウ飼育に当社のマイクロバブル発生ノズルを使用しています。昨年は、季節はずれの産卵が2度ありました。
松永様からメールいただいた2月18日に丁度ランチュウたちを冬眠から起こしました。あまりにタイミングの良いメールだったので驚いております。
冬眠からの起こし方は、まず水を半分ほど換えます。そして1日1~2℃程度ヒーターを使い水温を上げていきます。今回は4℃~3日で10℃まで上げました。
魚たちは丸2ヶ月餌を与えていませんが痩せる事無く健康的に冬眠したようで現在は餌を求めて泳ぎまわっております。
今回久しぶりにMB(マイクロバブル)を回してみましたが、また面白い現象が起こりましたよ^^
MBは水温6度の2日目に入れて見ましたが、通常は起こして2日目、水温も低く低活性状態ですし、まだまだ泳ぎまわる状態ではないのですが、MB回した瞬間に狂ったようにノズルの付近に集まり口を動かしだしました(餌と勘違い?)止めると魚も止まるし、回すと泳ぎまわり普段と違う動きをしました。ただ水流が有り常時回すとまだ体力的につらいので現在は切っております。もう少し体力が付いたら常時稼働させ始めようと思います。今年もどんな事が起こるか大変楽しみです。
写真は2ヶ月完全に餌を切って起こしたばかりです。
全然そんな風に見えないでしょ?
●ランチュウの青仔はスクスク! OKE-MB04FJ
---0.026MPaでマイクロバブル---
4月にOKE-MB04FJを購入された滋賀県のUさんからメールが入りました。「バブルの大きさは、0.5mm位のバブルが出ています。深さ45㎝の水槽の水面に出る前に殆どのバブルは、途中で消えてしまいます。ランチュウの青仔を飼育していますが餌を良く食べ、購入して一週間でかなり大きく-なっています。」との事でした。
使用しているポンプの全揚程が2.6m。これくらいの水圧でマイクロバブルが発生しています。今まで揚程5m以上のほうがいいと言ってきましたが、淡水の場合で小さい水槽ではもっとポンプ圧を下げてもいいかもしれません。ノズルの性能テストでは揚程3m以上で安定していますので、これ位でいいのかもしれません。ポンプも安くなるのでもっともっと普及する可能性がありそうです。
マイクロバブルで
「らんちゅうの頭が出た」
2011年11月23日滋賀県のUさんからメールが入りました。紹介します。
「こんにちは、仕事が忙しく報告出来なくてすみません。
元々血統的に頭が出る個体のらんちゅうでしたが、購入時(二歳で購入)には頭の出も良く有りませんでした。しかし、マイクロバブル発生装置で作った水で飼育を約4ヶ月飼育したところ、購入時に出ていなかった頭が出て自分が思っていた個体に成長しました。
血統など分からずに購入した個体(色変わりが始りだした当歳)も頭が出だしています。私も処のらんちゅうには、マイクロバブルは良いように思っています。
あくまでもこの結果は私の所のらんちゅう飼育結果です。
また、結果が出ましたら報告させて頂きます。」
写真を依頼しています。
破損したワンタッチ継手
この継手は黄銅にクロムメッキをしたものです。1年間海水に漬けていましたが何の変化も無かったので使用できると単純に思い込んでいました。電解腐食を完全に忘れていました。 2ヶ月足らずで破損しました。海水の場合はSUS304かSUS316を同じ金属を使用すべきです。
OKE-MB01FJ 、OKE-MB05FJの破損は今のところ報告有りませんが、時間の問題なのでSUS316ワンタッチ継手と交換してもらいます。2013年7月から標準品はSUS316Lに統一。
自吸口のワンタッチ継手が、電解腐食で破損!
熱帯魚水槽用に当社のマイクロバブル発生ノズル
OKE-MB04FJを購入された方から、ポンプを
含めて、どのようにセットするのか問い合わせが
ありましたので、その一例を「OKEブログ」で紹介
しました。
右の写真です。
詳しくはブログを参照してください。
★商標:「ループ流式OKノズル」です。
★PCT国際特許出願
2015年「ものづくり補助事業」で採択された事業は、「OKノズルを用いた生ビールサーバー自助洗浄システムの開発」でした。
実験は2016年6月に終わり、サーバーの熱交換パイプ内面の洗浄能力があることが分かりました。
夏場では週に2,3回洗浄をしていますが、回数を減らすことが可能かどうかが実験目的です。理想は約1ヶ月近く洗浄無しでも旨い生ビールが飲めるようにするのが目標です。
数ヶ月洗浄無しでもジョッキ内にゴミなど浮遊物は出ません。
このことは生ビール用OKノズルの条件出し実験で判明しました。
CO₂測定器で測る時、OKノズルを流れるビール流量は数百mL/minですが、この時で約20ppmが消えています。実際にジョッキに入れる時は、OKノズルを流れるビール流量は数L/minなので、もっと多くのCO₂がウルトラファインバブルとなっていると考えられます。
生ビールをジョッキに注いだ後、1時間後でもジョッキの底から多くの泡が出ています。(写真を撮りました)
また、ビールの味もまろやかになっているようです。
これは、OKノズルを通して、消えた炭酸ガス(ウルトラファインバブルになった)と関係があると思います。
さらに1年かけて、最適な生ビール用OKノズルの条件出しの実験を行い6月に終えました。
この実験中に多くの人に生ビールを飲んでもらいました。「まろやか」「刺すような感じがない」「うまい」「蔵出しの味に似ている」「ビールはあまり飲めないが、このビールは飲める」「いつまでも炭酸が抜けない」との感想を得ています。
7月から飲料関係でモニター・テストを半年間行う計画にしています。
取付ネジサイズが異なるので、数種類製作する必要があります。
生ビールサーバー自助洗浄に関する国内特許2015年に、PCT特許は7016年出願済みです。
●5月29日、台湾の岡本さんからメールがあった。
<バナメイエビの薙エビにファインバブル>
4月に500L/min OKノズルを3個購入した台湾の岡本氏から5月29日下記のようなメールがありました。
「近況です、現在のバナメイ海老のデーターです。3,000m³池(バナメイ30万匹(3~5cm)を放流)にOKノズル500Lを夜間だけ稼働しており、Do値4以上をKeepしており、すごく良好で、プランクトン(ケンミジンコ)が半端ないです。ただ今、エビ体長が3~5㎝です。ファインバブルのお蔭です。
薙エビの餌になるケンミジンコが多量に発生するとは想定していなかったようです。今後の観察が楽しみです。
ケンミジンコを多量に発生させるテクニックはファインバブルを発生させることにあるようです。
ケンミジンコの餌は、米ぬか発酵液+フルボ酸+二価鉄 だそうです。この餌だけではダメ。ファインバブルを入れることで多量に発生。
薙エビがケンミジンコを捕食
3000m³池に500LOKノズル。
●5月18~20日北海道鹿部町にホタテ養殖の取材に行きました。
●台湾でのバナメイ養殖に500LOKノズル
2017年3月24日、海水量2000m³エビ養殖池にOKノズルを写真のように設置。500L/minのOKノズルを使用。4日目で水質が大きく改善。草が生えた所は、夜になるとDo値がほぼ 0ppmであったのが、ファインバブルを入れて、4ppmまで回復するようになりました。
OK ノズルの効果に驚き、感動し、早速500L/min OKノズルを3個追加注文がありました。
4月21日、3個出荷しました
●3月4日、チリの業者から実験のメールが入りました。購入して帰った25L/minOKノズルで酸素を使用しDo値を上げる実験です。400%以上の酸素濃度になったとの写真の添付もありました。循環させることで達成しています。
●風呂の追い炊き釜部の洗浄にOKノズルが出始めました。7L/min~25L/minのOKノズルです。
●2月末日、九州の水族館に設置する「酸素ナノバブル装置」が完成したとのメールが入りました。昨年12月にテフロン製400L/minOKノズルを組み込んだ機械です。大型水槽への取付けは、4月とのことです。後日、装置の写真も公開できる許可もおりると思います。
●2月末日、下水処理場実験用として1200L/minOKノズルの注文が中国の業者からありました。ポンプもセットで4月はじめに出荷します。
●2017年2月17日の午前と午後、ペルーとチリ2組の来客。養殖関係の業者です。
「第8回国際水ソリューション総合展2017」に参加しての帰りに大阪まで来られました。25L/minのOKノズルを購入。チリの業者は、昨年OKノズルを購入しています。